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不妊に強い頼れる病院特集

田村秀子婦人科医院
院長 田村 秀子 先生

田村秀子婦人科医院 院長 田村 秀子 先生

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インタビュー

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「人生がパズルなら妊娠は空の片隅の1ピースなの」

『田村秀子婦人科医院』(京都市)の院長・田村秀子先生は、ご自身も不妊治療を経験して双子をご出産された方。不妊に悩む女性のメンタル面のケアを、とても大事にされています。現在、体外受精を受けられる病院は国内に600近くありますが、「自院を訪れた女性が妊娠できるできないにかかわらず、誇りを持って自分らしい人生を歩んでいける」、そんなアシストに力を注ぐ病院は、そう多くはないでしょう。

不妊治療は夫婦で。でも、夫の役割は「銃後の守り」

田村秀子婦人科医院 インタビュー写真1

『田村秀子婦人科医院』は、京の都の中心部、地下鉄烏丸線御池駅(東西線烏丸御池駅)の1番出口から徒歩3分という好立地にあります。その待合室は、クラシカルな家具が並び、病院とは思えないラグジュアリーな雰囲気です。受付正面の壁を飾るのは、スペインの女流画家アンへレスの大作。色とりどりの花が、キャンバスからはみ出んばかりに咲き乱れ、まさに医院の顔になっています。

「不妊治療は、ほかの疾患と違って通院回数も多くなります。せめて待ち時間だけでも優雅な気分で過ごしていただくことで、病院に通うストレスを少しでも減らしたいと思い、“サンダル履きの気楽な感覚で、高級ホテルのロビーに座っていただこう”というコンセプトで家具や絵画を取り揃えました。院内は、飾られている生花から調度品までバラが多いでしょう? バラの花や香りは、女性ホルモンの分泌を促すといわれていますので、意識して集めたんです。私自身が、無類のバラ好きというわけではないんですよ。とにかく女の人にくつろいでいただけるようにしたので、付き添いの男の人はおしりがこそばゆいかも(笑)。
 よく“不妊治療は夫婦でするもの”っていわれるけど、通院は女の人が主体でしょう? 男の人も関心は持たなければいけないけど、口は出すもんじゃないと思うんです。関心と共感が基本姿勢。そして、奥さまがしんどそうならハグハグしてあげて、イライラしていたらサンドバッグになってあげてほしいですね。不妊治療では、旦那さまは奥さまの銃後の守り(援護射撃)が理想です」


体外受精はいずれ必要になるかも。でも本当に必要な人だけが受ければいい

田村秀子婦人科医院 インタビュー写真2

「病院らしくなく、患者さんが気負いなく通える婦人科を」が理念の『田村秀子婦人科医院』。不妊治療においては、仕事や家庭との両立ができるような治療計画を立てながら、患者さまが精神的に追い詰められないように治療を進めるようにされているとか。具体的には、どのような治療方針をお持ちなのでしょうか。

「誤解を受けるかもしれないけど、あえて申し上げると、私、体外受精は好きじゃないんです。最近、妊娠を急ぐなら誰でも彼でもちゃっちゃと体外受精を受けてしまえばいいんだというような風潮がありますが、それはときにオーバートリートメント(過剰な治療)を招くと感じています。また、ノンストップで熟考せずに様々なものを捨てて体外受精まで駆け上がり、走り続けた結果、妊娠に至らず、大事なものを失っただけに終わるという事態もありえます。もちろん病院の利潤は上がりますよ、体外受精のほうが。でも、負担が大きいにもかかわらず100%の方が妊娠できるわけじゃないでしょう? 本当に必要な方だけに施すべき治療だと思っているんです。いずれ体外受精が必要になるかもしれないことを想定しながら診察させていただきますが、超特急で目指すものではありません。不妊治療という列車を、できることならば負担の少ないタイミング療法や人工授精による妊娠で、ぜひ途中下車してもらいたいのです。何回人工授精をやったからとかいう確率論で、画一的、機械的にステップアップするのではなく、体外受精に進むべき不妊原因の存在を見極めて、もしくは想定できて、はじめて行うべき治療なのです。逆に、人工授精をやっている場合ではない問題が見つかれば、最初から体外受精をおすすめするケースもあります。
 また、妊娠の助けになればという思いで、末梢血液循環がよくなるとされるローレベルレーザー治療は全国に先駆けて導入しました。さらに、抗酸化作用を重視して鍼灸(子宝バリ外来)やサプリメント(コエンザイムQ10、ポリフェノール、L-カルニチン)といったものも、統合医療として積極的に取り入れています。卵子は、ミトコンドリアの宝庫ですから、酸化ストレスを非常に受けやすいんです。ですから、抗酸化作用のあるものを日々の生活に取り入れるのは、卵子のクオリティを保つために、とても大事なことです」


40歳以上のIVFチャレンジ、もっとも大切な準備は……

田村秀子婦人科医院 インタビュー写真3

不妊治療を受ける方の年齢層は年々高くなる傾向にありますが、『田村秀子婦人科医院』においても例外ではなく、患者さまの平均年齢は40歳を超えているとのこと。妊娠のリミットが気になり出す年齢の方には、体外受精へのステップアップを急ぐよう促されているのでしょうか?

「いえ、むしろ年齢を理由に“とにかく早く妊娠したい”という思いだけで体外受精を希望される方は、あわててスタートを切るのではなく、心の準備が必要だと考えています。国内のデータでは、IVFを受けて赤ちゃんが生まれてくる率は、40歳で約8%、43歳になると約2%。だからこそ、“3、4回やってみて妊娠していなかったら、あなた方はどうしていると思いますか?”と、あえてお聞きすることもあります。負担の大きな治療ですから、ダメだった場合のことも考えながら踏み出す必要があると思うんです。
 ある不妊治療の大家の先生もブログに書かれていましたが、どういうわけか、生存率と妊娠率には受けとめられ方に違いがあるんですよね。“5年生存できる確率は50%です”と聞くと死ぬほうの50%を想像して、とても不安になって、死の準備をされたりする方も多いのではないでしょうか。ところが、“この年齢での妊娠率は20%です”と聞くと、みなさん不思議とうまくいく場合だけを強くイメージして行動しがち。前向きなのは良いことです。ただ、こんなはずではなかったと悔やむことのないよう、80%側になった場合の、70歳になった夫婦二人の生活というものをバラ色に思い描けたうえで、それから治療をスタートするべきでしょう。人生という大木の幹は、夫婦お二人。しっかりと根ざした大木があって、そこにちっちゃな枝葉(子ども)がついていたら、なお素敵……くらいの感覚で妊娠を目指すのが、ちょうどいいのかもしれませんね」


本来、カウンセリングは医者の仕事。必要なときを逃さず触れてあげたい

田村秀子婦人科医院 インタビュー写真4

ただでさえ加齢で落ちてしまっている卵の質を、焦りやストレスによって、より落とすことのないよう、年齢が高い方ほど、ゆとりの姿勢が大事と話してくださった田村先生。その語り口は、穏やかで温かく、思わず身をゆだねたくなる心地よさがありました。しかも、優しく諭してくださったお話は、じんわり心にしみるものでした。

「“もしも、貴女の人生というジグソーパズルがあるとしたら、妊娠というピースは、決してど真ん中の肝心な絵を構成するピースではありませんよ”って、いつもお話しているんです。その1ピースがないためにパズルが意味を失うような重要なピースじゃないんです。きっと画面の端っこに広がる、空の一部。だから、万が一、そこが埋まらないようなら空色に塗りつぶしちゃえばわからない、実はそんな場所のピースなんですよ、妊娠というものは。子どもがいないことは、何ら、その方の人生に傷をつけたりしません。ただ、ちょっと違う意味も持たせてくれるかもしれないから、一緒に妊娠を目指してみましょうね……って。そんなスタンスでスタートしないと、本当に良い不妊治療はできないと、私は思っています。
 本来、カウンセリングも医者がすべきなんです。この方が何故妊娠しないのか、すべてがわかっているのが医者ですから、もっとも良いカウンセラーであるはずなのに“時間がない”という現実を前に、すべての患者さまの悩みに触れてあげられないことを、日々、もどかしく感じています。だからこそ、“今こそ聞いて差し上げなきゃ”、“今こそ話して差し上げなきゃ”というタイミングは逃さないように心がけています。私、意外とカルテを見ずとも、その方の背景が頭に入っているほうなんですよ。だから、数年ぶりに来られた患者さまと“あのときはこうだったからね”なんて話がスッとできる……、これは私の不妊治療医としての強みかもしれませんね」

“臓器ではなく人を診る”という医療を実践されているドクターなのだと感じました。高い医療技術を持ちながら、体外受精の成績以上に、「田村秀子に会っただけで(ストレスが解消されて)妊娠した」と言われる方が増えていくことのほうが誇りだという田村先生。
 ちなみに田村先生が一番好きな花ですが、バラではなくスイートピーなんだそう。枝葉なく茎だけで凛と花を支える姿が好きだと話してくださいました。その花言葉は、「門出」そして「至福の喜び」。一人でも多くの患者さまが、妊娠という1ピースを埋めて卒院されていく姿を見送りたい……、田村先生の願いが汲み取れる花ですね。


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