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不妊に強い頼れる病院特集

仙台ソレイユ母子クリニック
院長 村川 晴生 先生

仙台ソレイユ母子クリニック院長 村川 晴生 先生

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インタビュー

仙台ソレイユ母子クリニック インタビューTOP写真

全国的にも珍しい助産院併設の、
ひだまりのような生殖医療センター

2016年3月、仙台市・地下鉄南北線『富沢駅』から徒歩10分、笊川のほとりの日当たりの良い場所に『仙台ソレイユ母子クリニック』(仙台市)が誕生しました。全国的にも珍しい、院内に助産院のある生殖医療センターです。「ソレイユ」とは、フランス語で「太陽・ひだまり」の意。これには、「“いのちの輝き”に満ち溢れるクリニックにしたい」、「赤ちゃんを望まれる方が、“心に温もり”を感じながら通院できるクリニックにしたい」という院長の村川晴生先生の思いが込められています。

赤ちゃんを授り、産み、さらに、
母として歩き出すまで寄り添います

仙台ソレイユ母子クリニック インタビュー写真1

院長の村川先生は、長年、不妊治療に携わり、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を手掛けてきた生殖医療専門医です。不妊治療施設と産科が分かれていく潮流にあって、助産院を併設するという画期的な試みで、あえて出産で赤ちゃんをとり挙げるところまで診ることができる生殖医療センターを創りあげてみせた村川先生。母子クリニックと名付けられた、その思いの丈を伺いました。

「以前は、全国から患者さまが来られるほど、たいへん有名な不妊治療施設に勤務しておりました。カルテの山に埋もれながら、もっと患者さまの思いをゆっくりうかがいたい……、不安なお気持ちにしっかり寄り添いたい……、妊娠された患者さまが無事出産されるまで支えて差し上げたい……、そんな思いを募らせる中、同じ思いを抱く成田美奈子助産師との出会いがありました。彼女を助産院の助産師代表に迎えることで、“命が芽吹き、すくすくと成長していくまで、寄り添い続ける生殖医療センター”という夢を、『仙台ソレイユ母子クリニック』としてカタチにすることができたのです。実は、当院のスタッフは私の理想に共感して集まってくれた仲間ばかり。一切、公募はしていません。

妊娠したら終わり、出産したら終わりではなく、赤ちゃんがお生まれになった後も、産褥指導、産後ケア、さらには食育を含めた育児相談まで、ご夫婦が親になられ、新たな命を健やかに育んでいかれる日々をサポートし続けるのが、ソレイユスタイルです。

母子クリニックとしましたのは、私たちの目指すところが妊娠までではなく、“子”を出産された女性が“母”としての自信を持たれ、元気に育児をスタートされるところまで、と考えたからです。産後も赤ちゃんを育むお母さんを支え続けることで、間接的にお子さんの健やかな成長を応援し続けたいと願っています。命のもととなる卵子と精子に関わるのが生殖医療ですが、そもそも卵子は卵母細胞から、精子は精母細胞からつくられています。細胞レベルのミクロの世界でも“子”を生み出す細胞は“母”と呼ばれているのです。不妊治療においては、この小さな細胞たちの成長を見守り、ときに卵子と精子の出会いを助けたり、卵子と精子が受精してできた胚の着床を後押ししたりしながら妊娠を目指します。もしも、命が芽生えるお手伝いができたのであれば、健康な妊娠期間を送っていただくのはもちろんのこと、幸せな出産を迎えていただくまでお力になりたいじゃないですか。そして、赤ちゃんと同時に誕生する生まれたてのお母さんにも優しくありたいと思っています。私たちは、妊娠成立のずっと前から、出産のずっと先まで、母子(親子)に寄り添い続けます」

赤ちゃんを望まれている方のお気持ちを配慮して、生殖医療センターエリアは1階、院内助産エリアは2階と分けられています。取材にうかがったこの日は、産後間もない新米ママが赤ちゃんと一緒に再度入院されていました。出産で消費するエネルギーは甚大。いったんは退院してご自宅に戻ったものの、消耗した体力での慣れない授乳や育児は、本当に大変です。そこで、産後ケアでの再入院を選択されたそう。赤ちゃんのお世話を手伝ってもらう間に、ゆっくりと体調を整えます。『ひだまりキッチン』でお料理をされるスタッフ(管理栄養士)のそばで、赤ちゃんを傍らに寝かせ、手元を覗き込みながら楽しくおしゃべりをし、離乳食づくりのコツなどを教わるお母さんは、本当にくつろがれていました。クリニックの設えは、患者さまを迎え入れる扉にはじまり、受付の壁、廊下の天井、待合室の床など、要所要所に木が使われ、ナチュラルな温かい雰囲気。新米ママのご様子は、入院というよりも、まるで『仙台ソレイユ母子クリニック』への里帰りでした。


同じ高さ、同じ温度で……。
ストレスを減らし会話を増やします

仙台ソレイユ母子クリニック インタビュー写真2

“ソレイユ”スタイルのキーワードは、【寄り添う】。この姿勢は、不妊治療から育児相談まで貫かれています。

「不妊治療は、みなさん“なんで妊娠しないの!?”というスタンスで来院されます。自覚できる症状が何もない方がほとんど。気になる症状、辛い症状があって来院される普通の病気とは、その点が大きく異なります。むしろ周囲よりも元気なくらい、と感じておられる方もいて、体調もいいし、夫婦仲もいい、“それなのになぜ!?”という疑問や不安、苛立ちを抱えておられます。ですから、医療機関が、従来行われているような“我々が貴方の病気を治してあげますよ”という上からの態度で対峙したら、それだけで患者さんは激しい違和感を覚えるはず。このズレを抱えたまま治療をスタートさせると、患者さんは納得できないまま引きずられるようなかたちになり、必ず息切れしてしまいます。

だからこそ、私たちは、お気持ちをうかがうところからはじめるようにしています。“何でも、ご心配なことがあれば教えてくださいね”と……。不妊治療においては、医師が患者さまの思いをくみ取って、いかに心の温度を一緒にできるかどうか重要だと思っています。そのうえで、不妊原因も、ご年齢も、価値観も違う個々の夫婦に最適な“テーラーメイドの不妊治療”を提案していくべきではないでしょうか」

不妊の原因は男女半々とメディアが伝えるようになって久しいはずなのですが、『仙台ソレイユ母子クリニック』においても、初診の8、9割は奥さま一人だといいます。それでも、この先がちょっと違うのです。ひとしきりお話を聞かれ、ほっと安心したお顔になられた奥さまに「今度は、ご主人と一緒に来てね」とお声をかけると、ほとんどの方が再診にはご夫婦でお見えになるのだとか。

「奥さまとご主人の心の温度をそろえるのも、私たちの大事な使命です。土曜日の診療受付終了時刻を、通常の12時から13時半までに1時間半延長しているのは、仕事がお休みのご主人が土曜日に来てくださることが多いからなのです。診療時間に余裕を持たせることで、ご主人たちとも、ゆっくりお話ができるでしょう? しっかりとした情報提供をさせていただくことで信頼関係を築くことができれば、ご夫婦の温度も一緒になります。それで夕食時に治療のことで会話がはずんだとしたら、こんなに嬉しいことはないですね。患者さまのストレスを減らして、その分、夫婦の会話を増やすような診療を目指しています」


自然妊娠の可能性を高めるFTから、
メカニカルハッチによる孵化補助まで

仙台ソレイユ母子クリニック インタビュー写真3

メカニカルハッチ
による孵化補助。

村川先生は生殖医療の医師として20年の経験を持つ、いわばスペシャリスト。こわばった気持ちをほぐし、ふわっと包み込んでくれるようなホスピタリティにあふれたクリニックですが、生殖医療センターとしても技術力のある施設です。

「私たちが力を入れている治療として、体外受精や顕微授精などのART治療以外に、卵管鏡下卵管形成術(FT)があります。卵管内に子宮側からファイバースコープを入れて卵管内を観察する検査であると同時に、治療の側面も大きな処置です。バルーンを膨らませることで、少しずつ卵管の内腔を広げつつ、卵管の奥の方へとスコープを挿し入れ、卵管の先端から子宮方向にバックしながら卵管内を撮影していきます。

この際、卵管内を洗浄することで炎症が治まったり、バルーンを通すことで、閉塞したり、狭窄していた部分が広げられて通過性が改善したり、さらには癒着していた部分がはがれることで血流が復活する効果が期待できるのです。卵管は管状の器官ですが、その役割は、単なる精子や受精卵の通り道だけではありません。卵子を目指して泳いでいく精子を育てる物質を分泌したり、排卵された卵子をからめとったり、卵子と精子が受精した後は胚に栄養を与える培養器となり、卵管内に生えた繊毛を動かすことで胚を子宮へと運び、子宮内膜に着床を助ける物質をも分泌したりしているとされています。FTは通過性を改善する治療として実施されますが、血流が復活すれば、こうした卵管の機能が復活することも考えられます。卵管が、胚を子宮に運んだ後も、着床を後押しする役割を担う器官であることは、あまり意識されていないことですが、妊娠を目指すうえで重要なことだと考えています。卵管が復活すれば、ART治療以外には手段がないといわれていた夫婦にも、自然妊娠の可能性が出てきます。40歳未満の方であれば、FTを試してみる価値は大いにあるでしょう」

基礎医学の優秀な研究者でもあった村川先生は、驚くべきことに医学博士にして日本卵子学会が認定する生殖補助医療胚培養士でもあります。“卵から診ている”と話された言葉どおり、胚を育てる知識や腕までもプロフェッショナルな“卵のお医者さま”というのは、たいへん貴重な存在です。そんな村川先生が全幅の信頼を寄せるのが、研究者でもある『仙台ソレイユ母子クリニック』胚培養士の加藤雅弘さん。

「研究者としても一流で、非常に腕のいい胚培養士です。受精卵の孵化を助けるために、物理的に透明帯(卵の殻に値する部分)を剥く、メカニカルハッチと呼ばれるAHA(孵化補助)の技術は、着床率を上げるのにたいへん有効な手段なのですが、その技術を持つ人間は、現在、国内にはほとんどいないと思われます。メカニカルハッチには高度なテクニックが必要だったために、簡便なレーザーなどによるAHAにとって代わられてしまったのです。現在、AHAの効果は限定的という評価になってしまっていますが、これは手法の問題であり、私たちはメカニカルハッチであれば着床率を引き上げられると考えています。当院の加藤は、このメカニカルハッチの技を持つ、数少ない継承者なのです」


講義形式の治療説明会はしません。
直接、お話しましょう!

仙台ソレイユ母子クリニック インタビュー写真4

「体外受精という治療は、ずいぶん一般的になったとはいえ、まだまだ敷居の高い治療です。そろそろ必要かもしれないと感じていても、ためらわれるご夫婦も多いのですが、そんなときには、こんなお話をしています。“精子は精液を顕微鏡で観察すれば見えますが、卵子は見えませんよね。体外受精をすることで、卵の表情を見させてもらえませんか?”と。さらに、“小児科医の先生方がお子さんのことが可愛くて仕方がないように、私は胚培養士でもあって卵の医者でもありますので、卵が可愛くて仕方ないんですよ。ですから、卵をお母さんのおなかに戻すときには、いつもおなかの上に手を置かせていただいて、卵にも、さあ、がんばってね!と声をかけています”と……。よく患者さまが、無事に出産された後、赤ちゃんが誕生した日だけでなく、卵がおなかに戻って来た、あの日の感動も忘れられないと話してくださいます。
私たちのクリニックでは、大勢の方を一カ所に集めて一方的に説明する、講義形式の不妊教室は行っていません。体外受精などへのステップアップが必要な患者さまには、一組ずつ、質問にお答えし、ご不安を解消しながら説明する機会を設けています」

村川先生は、しっかり目を見て、お話をしてくださいます。胸襟を開いてくださる姿に、患者さまもさぞ安心されていることでしょう。「最後になりますが、赤ちゃんがなかなかできずにお悩みの方に、これだけは伝えておきたいというようなことはありませんか?」とうかがうと、村川先生は大きな瞳をひときわ輝かせておっしゃいました。

「私からのメッセージは、一言に尽きます。“お話しましょう!”」


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