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不妊に強い頼れる病院特集

内田クリニック
院長 内田 昭弘 先生

内田クリニック院長 内田 昭弘 先生

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インタビュー

内田クリニック インタビューTOP写真

「“妊活”は知ることからはじめましょう。
判断を誤らないためには、まず知らないと」

「先生、撮影させていただきますが、白衣を着られますか?」「いや、僕、白衣は持ってないんです」と、照れくさそうにお答えになった『内田クリニック』(島根・松江)の内田昭弘院長。その理由は、医院の内装が、まるで一般家庭のような温かい雰囲気にしつらえてあることと同じ。一見、不妊治療専門病院とはわかりにくいクリニック名も、大きくはないコミュニティだけに、患者さまのプライバシーに、いっそう配慮して名付けられたのだそうです。

選択肢がわからないと選べないでしょう?
妊活セミナーには、ぜひ夫婦でのご参加を

内田クリニック インタビュー写真1

不妊治療の基礎知識が得られ、その医院の治療方針がわかるような講座を開催している不妊治療施設は珍しくありません。ただ、この『内田クリニック』の『妊活セミナー』が一味違うのは、治療段階をステップアップするタイミングで随時受ける方式ではなく、3つのテーマに分かれている講座すべてを、できる限り早く受講できるよう、1ヶ月半くらいの間にまとめて3講座が開催されている点にあります。

「“患者さまに選択肢があるということ”を徹底したいんです。患者さまが、よくわかっておられないのに、納得されていないまま治療を進めてしまうことには抵抗があります。さらに言えば、ご夫婦そろって勉強してくださらないことには、前には進めないと感じています。ですから、理想としては、(1)不妊の基礎と検査、(2)不妊の治療—タイミング療法から人工授精まで、(3)不妊の治療—高度生殖医療(体外受精・顕微授精)の3テーマからなる講座を1クールとして、年に4クール開催しているのですが、治療を思い立った段階で、まずは全容をつかむために、ご夫婦そろって3講座とも受講していただきたいのです。“妊活は知識を持つところから始まる”と思っていただけたら嬉しいですね。
 ご夫婦の足並みがそろっておられるかどうか、知識の深さ、治療に対するイメージや抵抗感、期待感なども、初診時に提出していただく予診表で確認させていただいています(ホームページからダウンロード可能。女性用と男性用あり)。抵抗感の強かった治療でも、知ることによってイメージが変わることはよくあることです。最近は、初診の段階で、奥様がかなりご高齢のケースも少なくありません。医療ではフォローできない、加齢による卵子の質の低下によって、残念ながら妊娠にはリミットがあります。判断を誤らないためにも、正しい知識を持つことで、自分の頭の中だけで、つくり出してしまったイメージを超える体験をしてください。そのうえで、どこまでの治療を、いつ受けるのか、お二人で決めていって欲しいと思っています」

その予診表には、「今回受診されることはどのように決められましたか」といった設問や、「受診されるにあたってどのような希望をお持ちですか」「検査・治療に対してどのようなイメージをお持ちですか」「あなたのまわりに頼りにしている相談者、理解者、治療に協力してくれる人はいますか」などがあり、ご夫婦それぞれの想いを非常にていねいに把握しようとする姿勢がうかがえます。


妊娠したい人たちの想いに応えたくて、どうにか力になりたくて、開院しました

内田クリニック インタビュー写真2

「私が医師として、約30年前、島根医科大学産科婦人科教室に入局したばかりの頃は、まさに日本初の体外受精児が東北大学での治療で誕生して間もない、ART(アート/生殖補助医療)の夜明けの時代でした。体外受精といえば、当時は大学病院でしか受けられないような高度な治療で、それでも妊娠率は低く、私たちは試行錯誤を繰り返していました。約20年前でも、大学病院での体外受精の実施件数は年間30〜40件、妊娠も1、2例という厳しさで……。“不妊で悩む人たちに家族が増える感動を味わってもらえるよう、もっともっと生殖医療に打ち込みたい”という想いを強めながらも、お産に立ち会い、日々の診療に追われていました。
 そんな折、日本でもまだ始まったばかりだった顕微授精の研修を受けるために訪ねた広島のクリニックで、私は“目からうろこ”の体験をします。そのクリニックは、今でこそ全国にありますが、当時は画期的だった、お産を扱わない生殖医療専門の医院でした。このスタイルならば、妊娠したいご夫婦をお待たせすることなく、切なる願いに応えていけるかもしれない!と、1997年『内田クリニック』を開院したのです。8年目には、1階に内科を併設。副院長の内田明子(注:内田先生の奥さま)が、内科医の立場から不妊治療を支えてくれています。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺疾患など、内科的な治療が必要な不妊症の方の場合も、電子カルテ上で患者さまの情報を共有しながら検査や治療が進められるようになったことは大きなメリットですね」

内田先生の熱い気持ちをよそに、開院当初は予約もまばらで、つい不安を口にしがちだった先生を、「ほかの先生たちがやっていないことをはじめたのだから、必ず患者さんは増えてくるわよ」と励まし、支え続けたという奥さま。内田先生は、この言葉に、自分のもとを頼ってきてくれた患者さまを、間違うことなく、確実に妊娠に導いていこうと思いを新たにされたといいます。


大阪在住のカウンセラーが毎月2日間、島根まで足を運んでくれています

内田クリニック インタビュー写真3

内科もでき、地元ではすっかり有名になった『内田クリニック』には、新たな心配事がありました。それは、外来が込み合う中、患者さまに十分な心理的なサポートができていないのではないかということでした。

「医師は、治療に向かう仕事柄、カウンセリングには不適格と思っていましたので、看護レベルでの対応はできないかと思い、勉強会を開きました。そこに講師として来てくれたのが、現内田クリニックカウンセラーの荒木晃子(立命館大学客員研究員)でした。なんとか当院の患者さまに直接、荒木のカウンセリングを受けてもらいたいと感じた私たちは、当院のベテラン不妊症認定看護師を中心に、大阪在住の荒木に、無理を承知で交渉を重ねました。その甲斐あって、月に2日間のカウンセリングのため、島根まで通ってくれる運びとなったのです。この出会いは、内田クリニックの内面を大きく成長させました。
 カウンセリングとしては、毎週金曜日に、不妊症認定看護師による“不妊相談”も行っています」

荒木先生は、内田クリニックの15年周年記念誌に、多忙な中、自らを松江に通わせるエネルギーについて、「あの日、筆者に届いた“おもい”が、今では筆者の原動力である」と寄せ、院長以下スタッフは皆「患者様の意思を尊重した医療を実践したいと願う人々」と評しています。後々、内田先生と荒木先生の、この縁は、島根県で不妊に悩んできたご夫婦に、大きな幸いをもたらすことになります。それは、家族のかたちを選べるという幸せへの気付きです。


妊娠だけが答えではありません。
私たちの仕事は家族をつくるお手伝いです

内田クリニック インタビュー写真4

荒木先生と話を深めるうち、内田先生は、自分の仕事は単なる妊娠のサポートではなく、家族をつくるお手伝いなのだと気付かされたといいます。「だから、初診の方には、これもお配りしています」と、『<カップル>と<こども>をつなぐ ファミリー・aim・パスポートA』(家族のサポート・ガイドブックin島根)という小冊子を見せてくださいました。そこには、「すべての人にある三つの選択肢」として、「自然にゆだねる」「里親や養親など、子どもを育てる親になる」「まずは、不妊治療にチャレンジする」という3つの家族のありようが書かれていました。

「私は不妊治療医ですから、もちろん3つ目の“治療”という道を選ばれたご夫婦のサポーターですが、残念ながら、すべてのご夫婦の夢が叶うわけではありません。ましてや、初診時から奥さまがご高齢というご夫婦も増え、体外受精を繰り返してもなかなか結果が得られないケースも……。子どもを産むことはあきらめても子どもを育てることはできるのでは?と、里親や養親という選択肢を選ぼうとしたときに、再び年齢が壁になる可能性があるのはご存じでしょうか?※ スウェーデンの不妊治療を行う医療機関では、初診の際に“子どもを迎えて、育てる選択肢”について情報提供することなく、治療を進めてはいけないと決められているそうです。
 それを知った私と荒木は、島根産科婦人科学会、島根産婦人科医会、行政の協力を得て、県下の産婦人科および生殖医療の各医療施設、児童相談所&乳児院と一緒に、この冊子をつくって、初診時にお配りすることにしたのです。普段は不便なことが多い田舎ですが、このような協力体制が速やかに結べてしまうのは、ギュッとまとまった小さなコミュニティだからこそかも知れませんね。治療をあきらめて里親の相談に行ったら“年齢的に厳しいといわれた”などということがあっては、子どもを迎える第一歩に選んでいただき、ともにがんばってきたサポーターとして申し訳ありませんので。とにかく後悔はしてほしくないんです。治療を受ける段階から、3つの選択肢の存在を意識してスタートすることで、お二人らしい人生を選びとって欲しい、お二人らしい家族をつくって欲しいと願っています」

初診時にここまで踏み込んで、多岐にわたる選択肢の存在を教えてくださる不妊治療施設は珍しいのではないでしょうか。命と命が結びついて、新たな命が生まれる。その感動を模索し続けた先に『内田クリニック』が見いだしたものは、治療以外の選択肢の先にも、命と命の出会いはあって、新たな家族が生まれるということ。家族づくりを手伝っているという誇りでした。
 内田先生の温和な笑顔の奥に秘めた情熱には驚かされるばかりでしたが、聞けば大学時代には全国大会での優勝経験もあるテニスプレイヤーだったとか。一球一打といった感じの入魂のお仕事ぶりと、フットワークの軽さのルーツは、そこにあったかと納得しました。クリニックを訪ねた日、取材と併行してソーラーシステムを設置する作業が行われていました。「これで、万が一の停電時にも自動切り替えで蓄電された電力を供給でき、お預かりしている大切な受精卵にダメージが及ぶのを回避できるようになる」と、嬉しそうな内田先生。もしも、治療をあきらめたくない患者さまがおられれば、ベースラインやサイドラインぎりぎりの球を拾うかのように、内田先生なら一緒に走り回ってくださるだろうなと感じました。

※「児童福祉法に基づき、子どもが20歳になった時に養親は概ね65歳以下であることなど、ほかにも施設ごとに定められた養親・里親の基準と制約があり、申込から手続きまでに費やす時間を考えると、40歳が一つの目安ということができます。」(同冊子より)


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