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不妊に強い頼れる病院特集

宇都宮中央クリニック
院長 花澤 司 先生

宇都宮中央クリニック院長 花澤 司 先生

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インタビュー

宇都宮中央クリニック インタビューTOP写真

「婦人科を足が向きやすい場所に!
目標は喫茶店のマスターのような医師」

その温かな眼差しから十分伝わるものがあると思いますが、今回、取材させていただいた『宇都宮中央クリニック』(東武宇都宮)の院長・花澤司先生は、20年近く医療ライターをしていてお会いした医師の中でも格別に柔らかな人当たりの先生です。自院のホームページにも「喫茶店のマスターみたいな医者になりたい」と書かれている花澤先生。目標に掲げるまでもなく、話しやすい雰囲気は持って生まれた資質ではないかと思われたのですが、それは信念を具現化した姿でした。

早期通院、早期発見、早期治療は、
時に命を救い、命を授けてくれる

宇都宮中央クリニック インタビュー写真1

「私が、喫茶店のマスターを目指そう!と思い立ったのは、実は不妊治療に携わるよりも前、婦人科医になったばかりの頃のことなのです。当時は、悪性腫瘍が専門でした。癌は、早期発見、早期治療が肝心ですが、婦人科は足が向きにくいのでしょうね。身体に感じる不調と通院へのためらいの狭間で迷ううちに時間が経ち、ようやく病院に来られたときには、かなり進行してしまっている患者さまを見かけます。なぜこうなるまで来ない!? 自覚症状が出たときに、もう少し早く……、そんな方に出会う度、悔しい思いをしていました。それで痛感したのです。婦人科医になった以上、女性に通院をためらわせては絶対にいけない、どんなことでも気軽に話せ、疑問も訊きやすい、患者さまの言葉を聞ける医師にならなくてはいけないと……。不謹慎な表現だとは思いますが、“Hey 彼女、検診行かなぁい?”みたいな気安さを身につけるべきだと思い至って以来、このスタイルです。
1998年から総合病院に勤めたことをきっかけに、お産や不妊治療にもかかわるようになったのですが、赤ちゃんを望んでいる方にも、同じことが言えました。赤ちゃんを望んでから2年経ち、3年経って、追い込まれた気持ちになってからじゃないと来てもらえないんです。婦人科が通いやすい場所、悩みを打ち明けやすい場所にならなくては、救える命が救えない、授かったかもしれない命を授けるお手伝いもできないじゃないですか。
話しやすさを心がけた努力が実を結び、最近では患者さんと話し込むうちに脱線し過ぎてしまい、結果、看護師にたしなめられたりしていますよ」

「もしかして不妊?」……そんな不安が心をかすめた時、婦人科に行くべきかどうか悩み、相手が男性医師であることに抵抗を感じ、通院をためらった経験がある人は少なくないでしょう。それが不妊治療専門と聞けば、なおのこと身構えてしまいます。そんな緊張感を一瞬で解いてくれる、ほんわかした笑顔の花澤先生と『宇都宮中央クリニック』のスタッフのみなさん。「患者さんの通院ストレスを減らせるような、温かな人柄をもっとも重視して、スタッフを選んでいますからね」と、花澤先生も胸を張っておられました。カウンセリングを担当されている、『中央クリニック』(下野市)の副院長ならび婦長でもある浜崎京子さんは、『日本不妊カウンセリング学会』の理事を努めるスペシャリスト中のスペシャリスト。月に2度の面談のほか、電話やファックスでの相談も随時対応してもらえます。

真剣にならずに気楽に通って。
どうか不妊治療に疲弊しないで

宇都宮中央クリニック インタビュー写真2

花澤先生は、『宇都宮中央クリニック』を訪れた患者さんには、まず何をおいても「真剣になるなよ」「気楽においで」と伝えるようにしていると話されます。

「だってね、不妊治療って、ある意味、変な医療行為じゃないですか。健康な人が月に何度も病院に通わないといけなくて、健康な人が薬を飲まされ注射を打たれ、その結果“成功(妊娠)することがある”という割りの合わない治療が不妊治療でしょう? 何度も何度も、繰り返しチャレンジしないと結果も出にくいですから。毎回、真面目に来ていると疲れちゃいますよ。続けて気長に通うためには、治療に疲弊してはダメ。すごく勉強して来られる方がいて驚かされることもあるのですが、肩の力を抜いて身をゆだねていただければ嬉しいですね。必死になるのは、医療側だけでいいのです。
最近は、仕事を持っている女性も多いでしょう?両立してもらう環境を整えるために、『宇都宮中央クリニック』は18時半まで診療を受け付けています。毎日、受付終了間際にドドドッとなだれ込むように仕事を終えた方々がいらっしゃいますよ。診療時間内に終える努力をしかけたこともあるのですが、私が“しっかり対話するスタイル”を貫く以上、無理です。“質問できずに帰る”ほうが通院ストレスは大きいだろうと思うので、終了が遅くなることは、患者さんにも、スタッフにも諦めてもらっています。
体外受精や顕微授精などのARTに進まれた患者さんは、卵子を採る採卵日と受精卵を子宮内に戻す移植日の2日間だけ下野市にある『中央クリニック』(理事長・本山光博先生)まで出向いていただきますが、それ以外はここで責任を持って診させていただきます」

転院してこられた患者さんの中には、「気楽に」とのメッセージに一瞬きょとんとされる方もおられるそう。それでも、花澤先生と言葉を交わすうちに真意が伝わるのでしょう。花澤先生が目指した“通いやすい婦人科”には、口コミが人を呼び、一日120〜130人にもの患者さんが通われているそうです。


男性不妊の名医とのタッグが、
AIHへのステップダウンを可能に

宇都宮中央クリニック インタビュー写真3

『宇都宮中央クリニック』では、年間300人を超える患者さまが妊娠されていますが、毎年、その3分の1を占める100人以上の患者さまが人工授精(AIH)で妊娠されています。『中央クリニック』との連携でARTを得意としながらも、タイミング法とAIHといった一般不妊治療での妊娠例が全妊娠例の6割を超えているのは、自然に近い治療方法での妊娠を望まれる患者さんの希望を尊重されているからなのでしょうか。

「もちろん、必要以上にARTを急がせないということはありますが、男性不妊治療医の菅藤哲医師と診療の連携をはかるようになったことも、大きく影響していると思います。現在、当院では、第3、第4金曜日に非常勤で菅藤哲先生に男性不妊外来をお願いしています。菅藤医師と組むまでは、コクランレビュー(*)などでも報告されているように、精索静脈瘤の所見がある男性不妊の方に手術をしても、精液の状態が必ず改善するわけではない、自然妊娠率を引き上げるものではないと、私自身、考えていました。でも、違いましたね。繊細な手術ですので、術者の腕によるところが大きいのでしょう。菅藤医師に手術をお願いするようになって、精液所見がわずかなりとも良くなって顕微授精適応だった方が体外受精で妊娠されたり、体外受精適応だった方が人工授精で妊娠されたりと、ステップダウンにチャレンジできるようになったのです。もともと男性不妊でARTを受けていたような患者さんが人工授精に挑戦するケースが増えているので、人工授精の妊娠率が全国平均に比べて、とくに高いというわけではないのですが、より患者さんにとって負担の少ない治療方法での妊娠が狙えるようになることは、すごく良いことだと思っています」
*世界規模で医療情報を吟味・評価しているイギリスのコクラン共同計画がまとめた報告書


不妊原因の約50%は男性。
男性外来の受診も大切

宇都宮中央クリニック インタビュー写真4

「不妊に悩むご夫婦の約48%には男性にも不妊原因が見つかるとされていますので、男性自身が泌尿器科医の診察を受けることは非常に大切なことです。治療が難しいとされている男性不妊ですが、中には、投薬治療が効く方もおられます。菅藤医師は、診療スタイルが私とよく似ていて、雑談9割で患者さんの緊張を十分ほぐして信頼してもらったところで、本題1割をしっかり相手に届けるという感じです。男性不妊外来は、あえて女性スタッフには席をはずしてもらって、男性が本音を吐き出しやすくしておられますね。
無精子症という厳しい検査結果が出て、顕微鏡下精巣精子回収術(Micro-TESE)を選択されることになった方も、菅藤医師を深く信頼されて手術を委ねておられますよ。男性不妊の手術は、現在、菅藤医師が勤務されている山形徳洲会病院で受けていただいていますが、2016年夏には、宮城県の仙台市に男性不妊クリニックを開業されるので、少し近くなりますね。当院の男性不妊外来も、男性に通ってもらうことを重視して、ゆくゆくは土曜日になる予定です。男性は、女性以上に上司に不妊治療に行くと言い出しにくいみたいで……。でも、そこは男性心理をよくわかっている菅藤医師ですから、患者さんに合わせて手術日を組まれ、年末ぎりぎりまで手術をされています。仙台で開業されるクリニックでも、基本、手術日は日曜日にされるそうです」

最近は、男性コミュニティの口コミというのも、かなり影響力があるようで、『宇都宮中央クリニック』には、不妊を心配されたご夫婦のご主人だけが先に受診されたり、ブライダルチェックに花婿が来られたりするケースも増えているとか。婦人科領域のみならず男性不妊外来も、“通いやすいクリニック”であることがうかがいしれますね。取材の最後に、花澤先生は、こんな話も聞かせてくださいました。

「実は、総合病院を辞めて不妊治療専門クリニックをやっていくことになって少し寂しく思っていることがあってね、不妊治療で結果が出た患者さんの赤ちゃんを、この手で取り上げられなくなったのが心残りで……。それで、毎週木曜日の夜は『高橋レディスクリニック』(宇都宮)で、さらに月1回(土日)は『大野医院』(鹿沼市)でお産に携わらせてもらっているんです。運がいいと、『宇都宮中央クリニック』を卒業された患者さんのお産を担当できて、感動の対面を果たせることがあるんですよ! 元気な赤ちゃんをお母さんの腕に手渡す、これぞ不妊治療のゴールでしょう」

産科での夜勤明けになる日の午前診療は、目をしばしばさせながらやっていると笑う花澤先生ですが、誕生の瞬間を患者さんと共有することは、また1組でも多くのご夫婦にこの喜びを実感してもらいたいと、日々の不妊治療に力の入る貴重な時間になっているご様子でした。


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