多くの患者さまが他県からも訪れる『吉田レディースクリニック ARTセンター』は、患者さまに少しでも快適に通院してもらえるようにと、2016年1月名称を『仙台ARTクリニック』と変更するとともに仙台駅東口に移転。仙台駅から徒歩9分と通院に便利な場所になりました。理事長の吉田仁秋先生は、新クリニックを新設されるにあたり、患者さまの大切な受精卵をお預かりするうえで、最新の医療機器や設備の充実はいうまでもなく、患者さまの心身のケアにも重点を置いたといわれます。
患者さまを支えるコンセプトとして3本の柱を構える『仙台ARTクリニック』ですが、その1本目の柱に据えるのは、【統合医療】なのだそう。それを裏付けるかのように、『仙台ARTクリニック』の1階は、フロアすべてが患者さんの心身を癒し、患者さま自身の妊孕力(妊娠するための力)を取り戻すための統合医療スペースとなっています。
「今までの診療で培ってきた経験から、不妊に悩まれる患者さまのお気持ちに最大限、配慮した空間と設備を整え、代替医療のメニューを揃えました。
近年の不妊治療は、西洋医学ばかりが中心になってきましたが、『仙台ARTクリニック』では、代替医療も積極的に取り入れ、西洋医学では力の及ばない領域である自然治癒力を目覚めさせ、心身のバランスを整えることで、免疫力、ひいては妊孕力の向上を目指していきたいと考えています。生殖補助医療(ART)と患者さま自身の妊孕力を統合することで妊娠を目指す【統合医療】に根差した、新しい不妊治療を目指しているのです。
不妊治療に特化した『アロマセラピー』、自然治癒力を高める『レーザー治療』、自律神経系や内分泌系、免疫系に作用する『鍼灸』、全身の血行がよくなる『フィットネス』や『ヨーガ』など、すべて1階フロアで受けていただくことができます。レーザー治療などは下半身がぽかぽかすると人気です。サーモメータ―で体温が上がっていることを視覚的にもご確認いただけますので、冷えが気になる方などは、ぜひ試してみてください。
また、不妊治療のストレスで疲れた心を少しでもほぐしていただけるよう、専門資格を持った不妊症看護認定看護師や臨床心理士によるカウンセリングも行っています。
どうかご自分でリラックスできる場所や過ごし方を、この病院内で見つけていただきたいと思います。」
お二人目を希望される方のためには、クリニックの1階に専任の保育士がいるキッズルーム(予約制)が用意されています。入り口は、病院入り口とは別になっていて、このようなところにも、すべての患者さまへの優しい配慮がくみ取れます。
「2本目の柱は、様々な疾患を持った、あらゆる患者さまに最適な治療をご提供できる、広範囲を網羅した【不妊治療の対応力】です。
『仙台ARTクリニック』が力を入れているものの一つが、がん生殖医療です。若くして、ご自身のお子さんを持つ前に、乳がん、白血病、精巣がんなどになってしまわれた方の妊孕性(妊娠する力、妊娠させる力)を温存しておくための卵子凍結、精子凍結なども行っています。今や、乳がんの5年生存率も7、8割までに伸びていますが、いったん抗がん剤治療を行いますと月経が来なくなり、更年期のような状態になるなど、生殖機能はひどく廃絶されてしまいます。ましてや放射線治療が始まると、その妊孕性は極端に失われてしまうのです。だからこそ本格的ながん治療に入る前に、ぜひ卵子の凍結保存を検討していただきたいと思います。将来、お子さんを望まれたときに、体外受精などを行えば、妊娠出産という希望を残すこともできるのです。
また、『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の方に体外受精を受けていただくための『未成熟卵体外培養(IVM)』についても、誘発法、採卵のタイミング、培養法、移植の仕方に至るまで長年にわたる研究によって、今では一般的な体外受精と変わらないだけの妊娠率を出せるまでになりました。重度のPCOS の方でもOHSSを回避して安全に妊娠を目指していただけますので、IVMのメリットは大きいと考えています。
「最後になる3本目の柱は、【臨床研究】を行い、それを不妊治療にフィードバックさせて生かしていく姿勢です。
『仙台ARTクリニック』では、東北大学をはじめとする研究機関と連携し、グローバルな視点を持って研究を行い、国内外の学会で発表を重ねています。
当院の胚培養室の主任は、胚培養士として勤務しながら社会人枠で東北大学大学院農学研究科に学び、博士号を取得しています。責任ある業務と研究の二足の草鞋(わらじ)、本当に大変だったと思います。
『仙台ARTクリニック』の『エストロジェン未成熟卵体外培養(ES-IVM)』が体外受精と変わらない高妊娠率を誇るまでになったのも、私自身、10年以上の試行錯誤を繰り返し、研究を続けてきた成果だと思っています。月経初期からエストロゲン製剤を処方しながら、ごく少量の排卵誘発剤(FSH製剤)を注射することで、卵胞の発育が促進されるとともに、子宮内膜が厚くなりにくいPCOSの方でも着床環境が改善され、場合によっては初期胚の新鮮胚移植でも妊娠に至るようになったのです。通常の体外受精では卵胞径が20mmになったところで採卵を行いますが、ES-IVMの場合、もっとも大きな卵胞の直径が12、13mmになったところで採卵を行いますので、排卵誘発剤の量もわずかで済み、卵巣が腫れることもなく、PCOSの方でもOHSSになるリスクはありません。
このような不妊治療を、ストレスが少しでも軽くなるような癒される環境で受けてもらいたいという思いで、この『仙台ARTクリニック』を新設しました。」
実は、不妊治療の第一線で活躍されるドクターでありながら、JAZZバンドのアルトサックス奏者という顔も持つ吉田先生。『仙台ARTクリニック』の1階ロビーでは、アート作品になったJAZZ MENの吉田先生がご夫婦をお出迎えされています。聞くところによれば、アルトサックスで美しい音色を出すのは、テナーサックスの数倍も難しいのだとか。仕事に、趣味に、常に飽くなき挑戦者の吉田先生ですが、そのアルトサックスの音色は、お人柄同様、柔らかく温かい音なのだろうと想像します。
「赤ちゃんが授からない方、将来に不安がある方は、どうぞ気軽にご相談にいらしてください。もう悩むことはありません。私たちが、ここにいますから」。そう話してくださった吉田先生は、話しぶりも笑顔もふんわり柔らかで、上品で優しい『仙台ARTクリニック』の空間以上に癒し効果抜群。安心してご夫婦の夢を委ねていただきたいと思います。
ホームページより
生殖補助医療(ART)を必要とされる患者さまに最適な医療を提供するためには、最新の医療環境を整えることは言うまでもなく、心と体のバランスに配慮し、ご本人の妊活力を高めることが大切だと考えます。 そこで、私たちは西洋医学と伝統医学(代替療法)を組み合わせた「統合医療」という新しい試みを取り入れました。 また不妊治療はともすればストレスが生じやすく、その心労を少しでも緩和できるように、スタッフ全員が温かくお迎えし、高い専門知識と最新技術の医療を提供することをお約束します。
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