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不妊に強い頼れる病院特集

IVF大阪クリニック
院長 福田 愛作 先生

IVF大阪クリニック院長 福田 愛作 先生

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インタビュー

IVF大阪クリニック インタビューTOP写真

「負担の少ないカンタンな治療から高度な治療まで、私たちが実践しているのは、“患者さま想いの医療”です」

『IVF大阪クリニック』(東大阪・長田)は、『IVFなんばクリニック』、『HORAC(ホリスティック生殖アンチエイジングセンター)』(2014年秋開院予定)が所属する『IVF Japan グループ』の出発点。
通常の不妊外来以外にも、卵管鏡下卵管形成術(FT)外来や着床障害外来、多嚢胞性卵巣(PCO)・未熟卵体外受精(IVM)外来などの専門外来を6つも有する、世界の最先端技術を持つ不妊・不育治療の専門クリニックです。
これだけ高度で多彩な治療の選択肢を持つ施設でありながら、IVF大阪クリニックがもっとも大切にしているのは、「自然に近い妊娠」と「心のケア」なのだと、院長の福田愛作先生はお話くださいました。

「癒し」と「安らぎ」をお届けしたい、その想いを具現化したのが『新IVF大阪クリニック』です

IVF大阪クリニック インタビュー写真1

東大阪市長田での開院から12年が経った2010年、その当時、世界最大規模の独立型不妊クリニックとして、ご近所に新築移転。この新生『IVF大阪クリニック』のシンボルになっているのが、エントランスをくぐると姿を現す、3階分の吹き抜けから流れ落ちる『いやしの滝』。マイナスイオンをはらんだ爽やかな空気と耳に心地よい水音が、病院に足を踏み入れる緊張感をほぐしてくれます。院内には、間接照明が木漏れ日のように優しく灯り、清潔感あふれる白い壁に温もりを与えています。

「病院に来ようと決心されるまでに、たくさん悩み、周囲の言動にひどく傷ついてきた方が多いですよね、不妊治療の病院を訪れる方は……。治療が長くなれば、その分、切なさや辛さも増します。ですから、新IVF大阪クリニックの建築の際には、患者さまに、“癒し”と“安らぎ”を感じていただくことを何よりも優先させて空間をつくりました。不妊を熟知した生殖心理カウンセラーはもちろん、栄養や遺伝など、各方面に精通した専門カウンセラーを常駐させて、心のケアに力を入れています。まずは、身体と心を妊娠しやすい状態に導くことからはじめたかったのです。
 例えば、体外受精の際に卵を採取する採卵を行う手術室と受精卵(胚)を子宮内に戻す胚移植(ET)を行う部屋は、通常同じ。でも、うちのクリニックではあえて別にしています。採卵は、患者さまにとって、たいへん緊張する処置で、いい思い出が残る場所ではないはず。お二人の受精卵を奥さまの体内に戻すという大切な瞬間を、身や心を縮こまらせた記憶がある場所で迎えるのは生理的にも良くありません。ですから、当クリニックのET室は、ドーム状の天井にプラネタリウム装置で星空を投影し、流れ星が流れる神秘的な雰囲気の中、リラックスしていただきながら胚移植を受けていただけるようにしました。多くのご夫婦が立ち会いでのETを希望され、ご主人さまが奥さまの手を取り、お二人でモニター画面を眺めながら、胚が奥さまの体内に戻される瞬間をご確認されています。
 また、プライバシー保護の観点から、採卵や胚移植の後にお休みいただくリカバリールームは完全な個室にしました。体外受精を行う施設のほとんどは、カーテンだけで仕切られているだけというリカバリールームが多いのですが、個室なら、ご夫婦で周囲に気兼ねなく会話をしながら、ゆったりとお過ごしいただけますから」

よくおなかの中の赤ちゃんのことをまだ見ぬわが子などと表現しますが、移植前に見る(会う)ことができてしまうのが「体外受精ならでは」の感動と、患者さまにも喜ばれているそう。


体外受精(IVF)が最後の手段とは限りません。
卵管鏡下卵管形成術(FT)で自然妊娠という選択

IVF大阪クリニック インタビュー写真2

不妊治療分野において、東洋医学などの補完代替医療を積極的に取り入れ、統合医療を実践した先駆者的な存在として有名な『IVF JAPAN グループ』ですが、ここ『IVF大阪クリニック』の特徴は、自然に近い妊娠を目指すカンタンな治療段階にも心血を注いでいるところでしょう。

「私は、少しでも自然に近いカタチで妊娠できるように、よりシンプルで、より身体に優しいカンタンな治療からスタートさせることが、体、心、経済とありとあらゆる意味で患者さまの負担を減らすことになると考えています。
 例えば、両側の卵管が詰まっている方の場合、通常ならば、“体外受精でなければ妊娠できませんよ”と説明を受けると思います。でも、ここでは、体外受精の前に、日帰りの卵管鏡下卵管形成術(FT/健康保険適用)で卵管の通過性を回復させて、タイミング法や人工授精(AIH)で自然に近い妊娠を試みるところからはじめます。それが功を奏さなければ、そこで初めて高度な治療へと“治療の木”を登っていけばよいのです。お二人が望まれない限り、また年齢的なリミットの問題がない限り、高度な治療を急がせることはありません。
 最近も、“ICSIを繰り返したけれども結果が出ず、やれることはすべてやって不妊治療を終結するつもりで東京からFTを受けに来た”という方が、FT実施の翌月に自然妊娠され、無事に出産されたという嬉しいケースもありました。世界で初めて体外受精を成功させノーベル賞を受賞したエドワーズ医師も、“身体に勝る培養器はない”とおっしゃっていますしね。この方なども、体外受精や顕微授精が最後の手段とは限らないという一つの例ではないでしょうか。FT実施後の妊娠率は両側が詰まっていた場合で約26.7%、片側で約34.3%です。FTを5回繰り返した結果、自然妊娠された方もおられるんですよ。
 また、体外受精に進むうえでも、卵管障害をそのままにせずFTを受けてからのほうがいい結果を生むこともあるんですよ。20回近く移植を繰り返してもうまくいかなかった方にFTを行ってから、数日後に胚移植をしたところ、見事、着床したこともあります。卵管は、ただの管ではありませんからね。卵管からの分泌液が子宮内に届くことで、着床に有利な環境が整えられているのでしょう」。

 現在、日本で年間約2000件実施されているといわれるFTですが、そのうち約350例が福田先生によるものです。その執刀数は圧倒的。FTを受けられる施設は全国的にも限られているため、患者さまは日本中からお越しになり、IVF大阪クリニックとしての実施数は2014年1月の時点で、すでに3000件を超えています。


妊娠を阻むものを探る姿勢は徹底しています。
ブラック・ボックスとされる着床障害もあきらめません

IVF大阪クリニック インタビュー写真3

徹底した検査態勢も、IVF大阪クリニックの特徴。妊娠の妨げになる不妊や不育の原因のすべてが検査で明らかになるわけではありませんが、調べる手段があり、未然に対処できるものなら手は尽くしたいと福田先生は話されます。
 象徴的なのが、着床障害外来。体外受精は地元のクリニックで続けながらも、「良好胚を戻してもなかなか妊娠しない原因を突き止め、打てる手があるならさぐりたい」と、着床障害の検査だけのために、IVF大阪クリニックを訪ねる患者さまが後を絶たないのだそうです。

「必要な検査は、徹底して行っています。例を挙げるなら、流産の処置の際の絨毛染色体検査(※)は、患者さまがお断りになった場合を除いて100%実施しています。不育症の定義は、流産や死産を繰り返すケースということになっていますので、初回の流産で赤ちゃんに染色体異常があったかどうかを調べることをすすめる施設は多くありません。では、なぜ調べるのか……。
 初期流産の多くは、防ぎようのない胎児の偶発的な染色体異常が原因だとされていて、実際、当クリニックの10年間のデータに寄れば80%が、このケースです。流産は悲しいできごとですが、防ぎようのないものだったとわかることは、多くの場合、次の妊娠に向けてのチャレンジの背を押してくれます。
 また、もしも検査の結果、赤ちゃんの染色体に異常がなかったのであれば、着床障害の原因を調べてみるべきでしょう。万が一、ここで、ご夫婦のどちらかの染色体に転座があることが見つかれば、次の妊娠には着床前診断(PGD)という手段を選択することもできますので、不要な流産を回避することにもつながりますよね。
 着床障害外来では、胚移植を繰り返しても妊娠に至らない方を、着床前流産と捉えて、血液凝固異常の有無を調べる検査、ご夫婦の組織型の相性を調べるためのリンパ球混合培養検査(MLC)やナチュラルキラー細胞活性などの、不育症の検査を行っています。そのほか、胚の質に関わる血中の活性酸素濃度の検査、子宮鏡検査、子宮内膜の組織検査など。反復不成功例の約3割が、適切な不育症治療によって妊娠に至っていることを考えれば、重要な役割を担っていると考えています」

※絨毛とは、やがて胎盤になる組織で、流産児の染色体異常の有無がわかります。


患者さまの4割が40歳代。別の扉の奥も、少しだけ覗ける状態で治療をすすめています

IVF大阪クリニック インタビュー写真4

福田先生は、治療の次のステージの受け入れ準備のお手伝いも、患者さまに健康な心を保ちながら、安心して不妊治療を受けていただくための、医療従事者の大切な役目だと言います。

「患者さまの平均年齢の上昇は、不妊治療専門施設に見られる全国的な傾向ではありますが、うちのクリニックでも、やはり患者さまの4割が40歳代になっていますので、治療の次のステージのことも、治療を懸命に取り組みながらも、併行してお話するように心がけています。更年期のケアの話、養子縁組の話、卵子提供の話、夫婦二人の人生の話など、前もって子どもを持たなかった場合の未来の扉も何枚か開けておいて、少しだけ覗き見てもらっているのです。
 人間、先がわかると不安は軽くなるものです。産まれてきた以上、いつかは死ぬことを誰もが知っていて、年月をかけて死を受け入れる覚悟をしていきますよね。80歳になって死ぬのが怖いと泣き叫ぶ人はいませんものね。
 不妊治療というものは、赤ちゃんを授かるための努力であると同時に、授からなかった場合の人生の受け入れ準備でもあると思うんですよ。医者だけでなく、不妊症の認定看護師やカウンセラーがチームとなって、こういった話を丁寧にお伝えすることで、わずかなりとも患者さまの心の支えでありたいと考えています」。

福田先生の穏やかで温かな語り口には、思わず聞き入ってしまう説得力と安心感がありました。IVF大阪クリニックがモットーとする「癒し」と「安らぎ」は、まさに福田先生の存在そのもの。そう感じ入った取材でした。


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