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不妊に強い頼れる病院特集

日暮里レディースクリニック
院長 奥田 剛 先生

日暮里レディースクリニック院長 奥田 剛 先生

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インタビュー

日暮里レディースクリニック インタビューTOP写真

病院の方針を押し付けるのではなく、患者さま一人ひとりに最適な治療を

下町情緒をたたえる東京都荒川区日暮里に、2016年6月、温かな血の通った医療を提供することをモットーとした『日暮里レディースクリニック』が誕生しました。『日暮里駅』は、成田空港と上野を結ぶ京成線、JR3線(山手線、京浜東北線、常磐線)、そして日暮里・舎人ライナーと、計5本もの路線が交差するターミナル駅。そんな『日暮里駅』から徒歩1分の地にある『日暮里レディースクリニック』は、かなりの好アクセス! 仕事帰りの慌ただしい通院も、ストレスなく通えそうですね。

“妊娠率”ではなく“治療の質”を大切に。1組でも多く妊娠に導きたいのです

日暮里レディースクリニック インタビュー写真1

不妊治療専門クリニックであることに身構え、不安な面持ちで『日暮里レディースクリニック』の扉をくぐった患者さまも、院長の奥田剛先生の優しい笑顔と漂うヒーリングオーラに、ホッと安堵されることでしょう。とても柔和な印象の奥田先生ですが、医師として揺るがぬ信念があるとお話くださいました。

「これまで医師として、不妊治療医として、国内外の様々な現場で患者さまと向き合ってきましたが、変わることなく貫いてきた【4つの信念】があります。それは、1安全に、2誠実に、3信頼を大切に、4笑顔を届ける、というものです。これが実践できれば、結果として、“お一人でも多くの患者さま、1組でも多くのご夫婦に笑顔をお届けすること”がお約束できるのではないかと思っています。

私は、妊娠率には固執していません。『日暮里レディースクリニック』に赤ちゃんが欲しいという大切な夢を託してくださった患者さまの信頼に応えたいので、年齢でリミットを設けることもしていませんし、体外受精や顕微授精を繰り返してもなかなか結果の出ない難治症例の場合にも試行錯誤しながら丁寧に診療させていただきたいと思っております。

“妊娠率”というのは、実はなかなか曲者で、分母になる患者さまの集団を、年齢で区切る、胚の移植条件を厳しくするなど、条件をコントロールすることで、いくらでも良く見せることができるものなので、単純に比較できるものではないのです。ですから、希望を捨てずにがんばりたい患者さまの味方であり続けたい私としては、クリニックとしての妊娠率ではなく、一人ひとり患者さまご自身の妊娠率を上げていきたいと思っています」

1人でも2人でも多くの患者さまを診たいと話される奥田先生。その気持ちの表れが、土曜日の午後診療です。働く女性も増える中、土曜日の午前中ゆっくり休んでから病院に行くことができるというのは、平日の仕事の疲れをとることができて、とてもありがたいことですね。


難治性の患者さまにも優しく寄り添い、状態や希望に合わせて柔軟に対応します

日暮里レディースクリニック インタビュー写真2

奥田先生は、不妊治療というものに漠然とした不安を抱いている治療初心者の患者さまにも、長期間にわたる高度生殖医療でも結果が出ず心身ともに疲弊して取り残されていくような思いにとらわれている難治性の患者さまにも、まずは、その辛いお気持ちに寄り添いたいと話されます。“優しく寄り添い、柔軟に対応すること”を、患者さまへの二つ目の約束としてホームページにも掲げておられます。

「不妊治療、とくに体外受精などのARTに進むとなると、病院選びの際に気になるのが、排卵誘発剤をできる限り用いずに卵子を採る自然周期が良いのか、排卵誘発剤でたくさんの卵胞を育てて卵子を採る刺激周期が良いのかという問題だと思います。ところが、規模の大きな不妊治療専門施設は、いずれかの方針に決めてしまっているところも少なくありません。ARTを何回受けても結果がでない反復不成功例の方がおられますが、その半分くらいは採卵までの卵の育て方が合っておられない方なのではないかと感じています。これまでにも、その方に合った刺激法に変えることで、妊娠されるケースもたくさん経験してきました。

だからこそ、『日暮里レディースクリニック』では、病院側の方針を患者さまに一方的に押し付けるのではなく、患者さまのお体の状態に合う最適な方法を探り、ご希望にも柔軟に対応する、オーダーメイドの不妊治療を提供したいと考えています。

例えば、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方などは、ARTのための卵巣刺激によってOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になるリスクを抱えておられますが、小さな卵胞から未成熟卵を採り、IVM(体外成熟培養)を行うことで安全にARTを受けていただくことができます。一般的に、IVMは通常の体外受精に比べて妊娠率が低いと考えられていますが、『日暮里レディースクリニック』のIVMならばIVFと変わらない結果が出せています。惜しみなくあらゆる手を尽くしますので、一緒にがんばっていきましょう」

優しい気遣いにあふれる奥田先生と出会ったことで心がほぐれ、ストレスが減り、良い結果につながった難治性の患者さまもおられるに違いありません。


内分泌内科、MRIなど、他院との連携も。院内での男性不妊手術も可能な環境

日暮里レディースクリニック インタビュー写真3

また、『日暮里レディースクリニック』のあるステーションポートタワーの5階と階下の4階は、他院も入るメディカルフロアになっているようですね。

「はい、偶然の巡り合わせなのですが、当院のある同フロア(5階)には、MRIの設備を持つメディカルスキャニングのクリニックがあるんです。ですから、子宮筋腫やチョコレート嚢胞の状態など、今後の治療方針を決定するうえで重要な精密なデータが必要になった場合にも、患者さまに大きなご負担をかけることなく、検査に出向いていただくことができます。さらに階下には東京女子医科大学東医療センターの日暮里クリニックがあって、内科や外科、乳腺科のほか、女性外来と称して内分泌・代謝内科を専門とする女性医師が診療されています。これらのクリニックと連携をはかることで、患者さまの身体を妊娠しやすい状態に導くための多角的なサポートが可能な環境になっています」

不妊症や不育症との関連性も高いとされる甲状腺疾患がある方など、持病があって複数の病院への通院が必要な方にとっては、ありがたい環境だといえるでしょう。

「このクリニック内で完結するという点では、当院では男性不妊外来も行っています。しかも、万が一、ご主人さまの手術が必要になった場合でも、男性不妊を専門とする東邦大学泌尿器科の小林秀行医師執刀による手術を院内で受けていただくことができるのです。そもそも、日暮里付近には不妊治療専門施設もなかったのですが、男性不妊の手術が受けられる施設となると、都内でもさらに限定的です。例えば、無精子症で、精巣内から精子が採れるかどうかわからないというような不安を抱えた状態で、ご主人さまに遠くの病院まで手術を受けに行っていただくご負担は、決して小さくはないはずです」

不妊検査を受けてみるまでは精液所見の問題を自覚することはほとんどできませんので、“もしかして不妊!?”と感じて訪ねる病院を選ぶ際に、あらかじめ対応力のある病院を選んでおくことは賢明な選択でしょう。
また、重要な不妊検査の一つに、卵管の通過性や子宮の形態を調べる子宮卵管造影という名のレントゲン検査があります。『日暮里レディースクリニック』の機器は、低線量パルス透視と呼ばれるもので、従来の機器に比べ、被ばく量が通常の3分の2と低く抑えられているそう。卵巣は放射線に弱い臓器ですので、被ばく量を抑えることは、とても大切。さらに、造影剤の注入速度を機械でコントロールすることで、検査時の痛みも軽くなるとのこと。これまで“検査の痛み”に尻込みして、なかなか病院に足が向かなかったという方にとっては朗報ですね。


チーム間の高い結束力と理解が、安全で安心な医療を可能にします

日暮里レディースクリニック インタビュー写真4

「『日暮里レディースクリニック』の院長として自信を持っているのが、スタッフ間の風通しの良さです。チーム医療を実践するうえで、部門間に壁ができてしまうことは好ましくありませんよね。当院では、あえてシフトを組んで、受付スタッフには診察や培養室のアシスタント業務を体験してもらっています。不妊治療が深く理解できていないと、クリニックのフロントとしての業務は務まりませんから。人を循環させることで、スタッフの結束も部門を超えて密で強固になり、チーム一丸となって患者さまをサポートできている自負があります。また、体外受精に進まれてからは、胚培養士外来と称して、患者さまの卵子や精子、胚(受精卵)をお預かりする胚培養士自ら、患者さまへの胚の詳細な説明を担当してもらっています。お二人の大切な胚を託していただく相手(胚培養士)の顔が見えることは、患者さまにとって、大きな安心にもつながると考えています。
本来であれば、治療のあらゆる局面で、医師である私が、お一人ずつたっぷりと時間を割いて、ご不安が消えるまでトコトンご質問にお答えできるのが理想なのですが、一人でも多くの患者さまをご妊娠に導こうとすると、私がすべてを抱え込んでしまうわけにも参りません。患者さまの状態を正しく把握し、最適な治療法をご提案したうえで、お二人のご希望をうかがい、治療方針を決定するところまでは医師が行いますが、詳しい説明や、ご質問へのていねいな回答は、看護師や胚培養士にゆだねるようにしています。こちらが考える最善策(治療方針)どおりに進めていくかどうかを、一度、おうちに持ち帰って、ご主人と相談するようにお伝えしているのは、不妊治療は患者さま主導で行われるべきだと考えているからです」

壁いっぱいの大きな窓からたっぷりと陽射しの入る待合室は、駅前であることを忘れそうなほど視界も開けていて、気持ちよく過ごせそうです。診察室へと向かう廊下も陽当たりがよく、患者さまが多くの時間をお過ごしになるスペースは窓側の明るい場所に、スタッフが立ち働くスペースは動線と効率を考えて内側にまとめるように配置されていました。

通院アクセスも、居心地も、スタッフのチームワークもよさそうな『日暮里レディースクリニック』ですが、何より嬉しいのが奥田先生の“患者さまがあきらめない限りはあきらめない”というご姿勢。寄り添う医療をモットーとされるドクターだけあって、たいへんお優しそうな印象を受けました。ただ、「他院でなかなか結果が出ないというような方にこそ、ぜひ足を運んでもらえたらと思っています」という奥田先生の言葉には、その優しさ以上に、数多くの難治性の患者さまを妊娠へと導いてこられたベテラン不妊治療医としての確かな自信が込められていました。
『日暮里レディースクリニック』は、夢が実を結ぶまで、やり切ったと納得が行くまで、一緒に奮闘してもらえそう、そんな病院でした。


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