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不妊に強い頼れる病院特集
桜十字ウィメンズクリニック渋谷
院長 金 南孝 先生
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インタビュー
方法(どう妊娠するか)ではなく
妊娠という結果にこだわって
渋谷公園通り沿い、ハチ公口から徒歩5分というアクセス抜群の地にある『桜十字ウィメンズクリニック渋谷』。19時までの診療受付日を設けるなど、働く女性の通いやすさを大切にしています。
院長の金南孝先生は、大阪市立大学医学部卒業後、大阪大学医学部付属病院などで産婦人科医として働く中で、ご結婚。ところが、なかなか自然妊娠に至らず、体外受精を繰り返した経験をお持ちです。命の誕生の奇跡に触れ、その原点からサポートしたいと、生殖医療専門医を取得されたのだそうです。
簡単には妊娠できない痛みを知りました。
だからこそ、一目散に妊娠を目指したい
渋谷公園通りに面している窓には、曲線を重ね合わせたカーテンがかけられていて、そこを透過してくる光は、まるで木漏れ日。大都会の喧騒を忘れさせてくれます。驚くほどスタイリッシュなのに、そっと温かくやわらかな布にくるまれているかのように居心地がいい空間です。
「多忙な医学部時代から、一人暮らしをしながら犬を飼っていた」という金先生のほっこりエピソードと、クリニックの箱が持つ柔らかな雰囲気も相まって、勝手ながらふんわりとした人物像を描いていたので、「それは、やめましょう」「いえ、違います」「こちらで行きましょう」などときっぱりと単刀直入に話されるご様子に、まずは驚かされたところから取材がスタート。でも、お話を聞くうちに〝実直な人柄〟が見えてきました。
「私たち夫婦は、なかなか子どもができず、第一子を授かるために体外受精を選択したんです。妻も若かったので、体外受精さえすれば、すぐにうまくいくだろうと思っていました。ところが、そうではなくて……。結局、妊娠までに採卵を4回、胚移植を3回経験しました。簡単な道のりではなかったですね。
あの〝期待と落胆〟を経験してからは、患者さまのお気持ちが手に取るようにわかるようになりました。医師という立場から、ただ想像していた時代は、まったくわかっていなかったんだな……と感じています。でも、だからといって診療スタイルが寄り添い型になったわけではなく、相変わらず淡々と理路整然と話すほうなので、患者さまによっては、もっと傾聴してほしいと思っておられる方もおられるかもしれませんね。
でも、辛いお気持ちや状況は、十分わかったうえで、あえて〝本当のこと〟をお伝えしているんです。なぜなら、それこそが患者さまの正しい選択をサポートすることになると思っているからです。たとえば〝自然に妊娠したい〟と〝早く妊娠したい〟は両立しませんよね。初診は、一切手を抜かず、20～30分かけて丁寧にご説明しています。そこで、私の考え方がご納得いただけて、希望を託してくださった患者さまのためには、期待に応えるべく、妊娠という結果に向けて、一目散！ という想いで診療しています」
そんな金先生のポリシーを裏付けるようなエピソードがあります。かつて、金先生が不妊治療の研鑽を積んだ施設は、複数のドクターが在籍する有名クリニックですが、金先生の臨床妊娠率の年間成績は常にトップクラスだったのだとか。
当時、「先生の採卵だけ痛くない」と
言われて気が付いたことがあるんです
当時、体外受精で治療中のとある患者さまに「先生に採卵してもらう時だけ、毎回ぜんぜん痛くありません」と言われたことがあるのだそう。患者さまに、体外受精に進むことを躊躇させる理由の一つに、卵子を体外に採り出す〝採卵の痛み〟に対する漠然とした不安があるのではないでしょうか。
「ええ。ただ、私は〝痛みを軽くしてあげたい〟というよりも〝正確に採卵して出来るだけ多く卵子を確保すること〟に集中していましたので、思いがけない感想に、ふと興味が湧きまして、それからは採卵後の患者さまにそれとなく痛みについて尋ねてみるようにしました。そうしますと、他院で採卵を経験されてきた方や、採卵を繰り返されてきた方々から、同様のお言葉を頂き、〝正確に採卵すること〟が〝痛みを軽減すること〟に繋がっているのだということに気がついたんです」
せっかく育った卵子を取りこぼすことなく、丁寧に採り切るということは、患者さまの妊娠の可能性を最大限に伸ばすことになります。そのうえで、採卵の痛みが軽く済むなら、こんなにありがたいことはないですね。
良好胚の持つポテンシャルを下げることなく移植できるかどうかも医師の技量が問われるところですが、このあたりも丁寧に戻していただけそうですね。
「当たり前の手順を細心の注意を払ってやっているだけなんですが、ほかの方から見るとそんなところをそんなに丁寧にやるのかと驚かれるところがあるのかもしれませんね」
30～34歳の凍結胚盤胞移植あたりの
妊娠率は78.7％（全国平均は50％程度）
『桜十字ウィメンズクリニック渋谷』のART治療の成績は、全国平均と比較して、かなりの好成績とうかがいました。
「ホームページにも掲載していますが、私が院長に就任した2022年1月から2023年3月の凍結胚盤胞移植の臨床妊娠率は、57.1％でした。日本産科婦人科学会が発表している全国平均が40％程度ですから、それは大きく上回っているといえそうです」
渋谷という土地柄、患者さまの平均年齢が若いというようなこともあるのでしょうか？
「体外受精などのART治療が自費でしか受けられなかった頃に、私が勤めていた不妊治療施設の胚移植の平均年齢が、大阪で37.5歳、東京で38.5歳でした。この『桜十字ウィメンズクリニック渋谷』の院長になって、数か月ほどしてART治療が保険適応になり、患者さまの平均年齢が全国的にも若返っている傾向がありますが、それでもここでの胚移植の平均年齢が36.5歳です。想像していたほど若年層ということはなさそうですね。
それに年齢層別にみても、当クリニックの30～34歳の凍結胚盤胞移植当たりの妊娠率は78.7％と、かなり高い値になっています。2020年の同年齢層の全国平均が49.2％ということですので、今のところ良い成績が出せていると思っています」
着床前診断（PGT-A）をしていない胚で8割近い臨床妊娠率というのは、なかなか類を見ない数値といえそうです。しかも『桜十字ウィメンズクリニック渋谷』でART治療を受けて妊娠された方の73.3％が、一度の採卵で妊娠されているというのも驚きです。
「健康保険が2022年4月からART治療にも適用されるようになった初年度の成績ですので、はじめて不妊治療を受けた方が多かったことも、もちろん好成績に影響しているかもしれません。とはいえ、今現在も、6割強は一度の採卵でご卒業されています」
二人目までを視野に入れ、一度の採卵で
複数の卵が得られる高刺激を中心に
血液検査で、卵巣の予備能を推し量ることができるとされるAMH（抗ミューラー管ホルモン）の測定装置も院内に配備されているそうですね。
「はい、ART治療を行う際は、もちろんAMHも測定し、卵巣機能にあった刺激法を選びますが、基本的には、なるべく少ない採卵回数でお二人目まで期待できる胚が得られるように高刺激で行っています。卵巣刺激中は、黄体ホルモン剤（内服薬）で採卵前の排卵を防ぐことができるPPOS法を採用しています。飲み薬で排卵抑制ができますので、患者さまにとって費用的にも、お気持ち的にも楽ですし、通院回数も減らせますので、画期的な方法ですよね」
最後になりましたが、『桜十字ウィメンズクリニック渋谷』が誇れるところ、成績の高さやアクセスの良さはもちろんとして、最後にもう一つ上げるとしたら、どんなところになりますか？
「それはもう、受付も、看護師も、胚培養士も含め、スタッフがみんな、そろいもそろって優しいところですね。患者さまにアンケートを取りましても、みなさん、そこを評価してくださいますね。〝先生が一番、冷たい！〟とかって、よく怒られていますよ」
と間髪入れずに即答された金先生。正直で、まっすぐな金先生は、〝たとえ真実でも、オブラートに包んでほしい〟というタイプの方には、時に嫌煙されがちと笑っておられましたが、患者さまに〝一日も早く、赤ちゃんを抱いてほしい〟〝望まれる人数のお子さんを産んでほしい〟という熱い想いを抱いたドクターでした。まさに〝結果に一目散〟の名コーチと言えるのではないでしょうか。
施設写真
施設の概要
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院長 金 南孝
目まぐるしい発展を続け多種多様な人々が行き交う渋谷という場所は私にとってこの上ないステージであり、この街でこれまで培ってきた技術と経験を余すことなく発揮し、誰よりも患者さんに寄り添える生殖医療を実施していく所存です。
一組でも多くのカップルに新しい命の誕生という神秘を実感していただき、お互いに信頼し合える生殖医療のパートナーとなれることを願ってやみません。 所在地
東京都渋谷区宇田川町3-7 ヒューリック渋谷公園通りビル4階
地図アプリで確認TEL
03-5728-6626
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