9月21日、シンとしたエコー
二人目待ち
30代後半
ART(体外受精など)
2018/09/22 14:04
※過去を振り返り書いています。いい結末ではありません。お嫌な方はスルーしてください。
9月21日、受診日。朝から凄く雨が降っていた。肌寒くミュータンス菌に長袖を着せてよかったと思った。
昼過ぎ。病院に着き診察券を読み取る機械に入れると15分早く着いてしまっていた。ミュータンス菌が大変なのでもう少し実家にいたらよかったと思った。
採血室はガラガラ。すぐに呼ばれた。
以前してくれたベテランのおじさん看護師さんだった。
「いい結果だといいね」
と、採血あとにテープを2枚貼ってくれた。
産婦人科に移動。相変わらず妊婦さんばかりが目立つ。
不妊治療に来ている人は少ないんだな。
待ち時間にアメブロなどのベビ待ちさんのブログを検索。
みんな、結末は赤ちゃんが来るんじゃないかと自暴自棄だった。
そうこうしている内に呼ばれた。
今回は不妊外来のS先生。女医さんだ。
先生「今回はhcgが0.2しかありません。着床はしていましたが、化学流産になってしまったようです」
私「はい。昨日、フライングで妊娠検査薬を使ったら真っ白でした」
先生「そうですか。今回は残念な結果でした。エコーして中を見てみましょうか。病棟が感度のいいエコーだから、病棟に来れる?
」
産科病棟に行くと、やはりというか当然というか、妊産婦さんばかりだった。
やはり、鈍器で殴られたような感覚が続いていた。
頚膣エコーで見ると、子宮の中に小さな小さな黒い点のようなものがあった。
先生「う~ん……胎嚢かなぁ」
詳しく見ている。
と、誰かに電話する先生。
しばらくして切迫早産で入院中にお世話になったI先生が入ってきた。
二人であーだーこーだ言い合い、私にもエコーを見せてくれた。
やはり、胎嚢であるようだ。
だか、それは何かに押し流されるように入り口に向かって一生懸命に出て行こうとしていた。
I先生「多分これが胎嚢だね。でも、中には何もいないね」
S先生「入り口に血の塊があります。恐らく数日の間には出てくるでしょう。この様子だと自然に全部出てくるんじゃないかな」
I先生「生理と重なるかもね。出血が多いと思う。多分、全部出てくるんじゃないかと思うけど」
私は、ただはぁ…としか言えなかった。
診察が終わり、支度をしてください……と言われると、あぁ、赤ちゃんはいなくなっちゃったんだと凄く涙が溢れてきた。
下着をつけるふりして泣いていた。
涙が止まらなかった。
看護師さん?助産師さん?が気づいて、来てくださり「辛かったね。いっぱい泣いていいんだよ。すっきりするから。いっぱい泣いていいんだよ」
と、手を握って背中をさすってくれた。
もう一人診察室に入ってきた看護師さん?も無言でティッシュをくれ、ずうっとついていてくれた。
私は、わんわん泣いていた。
看護師さん?が診察室もドアを閉めて、ずうっとついていてくれた。
本当に帰宅しなくてはいけないと思い、丁寧にお礼を言って帰宅した。
赤ちゃんがいなくなったので小走りで駐車場に急いだ。
途中何度も子連れや赤ちゃん連れの人たちを見て胸が痛くなった。
そっか、もう、私のお腹に赤ちゃんはいないんだ…。
帰ると、ミュータンス菌は寝ていた。
眠くてぐずり大変だったようだ。
何度も「ママ、ママー」と泣いていたらしい。
「治療のやめ時」という言葉がふと頭の中に涌き出ていた・・・。
9月21日、受診日。朝から凄く雨が降っていた。肌寒くミュータンス菌に長袖を着せてよかったと思った。
昼過ぎ。病院に着き診察券を読み取る機械に入れると15分早く着いてしまっていた。ミュータンス菌が大変なのでもう少し実家にいたらよかったと思った。
採血室はガラガラ。すぐに呼ばれた。
以前してくれたベテランのおじさん看護師さんだった。
「いい結果だといいね」
と、採血あとにテープを2枚貼ってくれた。
産婦人科に移動。相変わらず妊婦さんばかりが目立つ。
不妊治療に来ている人は少ないんだな。
待ち時間にアメブロなどのベビ待ちさんのブログを検索。
みんな、結末は赤ちゃんが来るんじゃないかと自暴自棄だった。
そうこうしている内に呼ばれた。
今回は不妊外来のS先生。女医さんだ。
先生「今回はhcgが0.2しかありません。着床はしていましたが、化学流産になってしまったようです」
私「はい。昨日、フライングで妊娠検査薬を使ったら真っ白でした」
先生「そうですか。今回は残念な結果でした。エコーして中を見てみましょうか。病棟が感度のいいエコーだから、病棟に来れる?
」
産科病棟に行くと、やはりというか当然というか、妊産婦さんばかりだった。
やはり、鈍器で殴られたような感覚が続いていた。
頚膣エコーで見ると、子宮の中に小さな小さな黒い点のようなものがあった。
先生「う~ん……胎嚢かなぁ」
詳しく見ている。
と、誰かに電話する先生。
しばらくして切迫早産で入院中にお世話になったI先生が入ってきた。
二人であーだーこーだ言い合い、私にもエコーを見せてくれた。
やはり、胎嚢であるようだ。
だか、それは何かに押し流されるように入り口に向かって一生懸命に出て行こうとしていた。
I先生「多分これが胎嚢だね。でも、中には何もいないね」
S先生「入り口に血の塊があります。恐らく数日の間には出てくるでしょう。この様子だと自然に全部出てくるんじゃないかな」
I先生「生理と重なるかもね。出血が多いと思う。多分、全部出てくるんじゃないかと思うけど」
私は、ただはぁ…としか言えなかった。
診察が終わり、支度をしてください……と言われると、あぁ、赤ちゃんはいなくなっちゃったんだと凄く涙が溢れてきた。
下着をつけるふりして泣いていた。
涙が止まらなかった。
看護師さん?助産師さん?が気づいて、来てくださり「辛かったね。いっぱい泣いていいんだよ。すっきりするから。いっぱい泣いていいんだよ」
と、手を握って背中をさすってくれた。
もう一人診察室に入ってきた看護師さん?も無言でティッシュをくれ、ずうっとついていてくれた。
私は、わんわん泣いていた。
看護師さん?が診察室もドアを閉めて、ずうっとついていてくれた。
本当に帰宅しなくてはいけないと思い、丁寧にお礼を言って帰宅した。
赤ちゃんがいなくなったので小走りで駐車場に急いだ。
途中何度も子連れや赤ちゃん連れの人たちを見て胸が痛くなった。
そっか、もう、私のお腹に赤ちゃんはいないんだ…。
帰ると、ミュータンス菌は寝ていた。
眠くてぐずり大変だったようだ。
何度も「ママ、ママー」と泣いていたらしい。
「治療のやめ時」という言葉がふと頭の中に涌き出ていた・・・。
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